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本の整理の仕方と新学期にオススメの本

金曜日ブログ配信担当の岸間です。

新学期が始まりました。

皆様のお子様は、新学期をどんな様子で迎えましたか?

もしかしたら、すこし元気がない様子で新学期を迎えたお子様もいらっしゃるかもしれません。

今日は、私流の本の整理の仕方と共に、そんなちょっぴり元気のない様子のお子様がいらっしゃる方にぜひおすすめの本をご紹介しようと思います。

 

★本の整理の仕方

私の本の整理の仕方は、本棚に入らないくらい本が溜まってきたら、本棚にあるすべての本を1冊1冊手に取って、触った時、表紙を見た時の自分の感情が気持ちの良い物だけを残すようにしています。

触っていい気持ちにならないものは、まだ読めていないくても、中身に良いことが書いていても、手放すことにしています。

時に、あの本残しておけばよかったかな?と思うこともありますが、本は再度購入する時のハードルが低い物ですので、割と思い切って手放しています。

 

私にはこれといった趣味も推しもいないので、せめて毎日のように目にする本棚だけは、一ミリも嫌な気持ちにならないトキメキの詰まった本棚にしようと意識しています。

 

★本の紹介

さて、今日は、そんな私の本棚の中に10年以上生き残っている本のご紹介をしようと思います。

『ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある』大河原美以著 河出書房新社

どうしてこの本が好きなのかというと、こどもの不快な感情を大切にすることが、子どもの成長につながると学んだからです。

好きな一説を抜粋してご紹介します。

「子どもが挫折や屈辱に耐えられるように育つためには、その悔しさや悲しさを受け止めてもらえるということが必要なのであって、挫折したり屈辱を味わったりする体験をそのものをなくしてつらい体験をしないことが必要なのではありません。また、たくさんの屈辱にさらせばいいというものでもありません。」

「「受容する」というのは、大変に厳しい物なのです。苦しみを受容するということは、「苦しみを苦しめるようにする」というある意味、残酷な側面を伴う仕事です。無痛化されていく社会の中で、私たちはますます苦しみを苦しめなくなり、悲しみを悲しめなくなっています。苦しみを見つめ、苦しみを苦しむことに寄り添おうとするとき、そこにはじめて受容が生まれます。そういう意味で受容された人は、自ら光を見出していく力を得ます。親子の間における受容も同じです。子どもの苦しみを親か苦しむことができるようなったとき、子どもは自分の苦しみを半分にすることができ、光を見出していくことができるのです。」

 

私自身の性格が自己抑制的で、感情を表に出すことはいけないという思い込みがあったので、子どもが幼児の頃、泣かれることが苦手でした。

でも、これを読むことによって、「泣けること」、気持ちのコンディションを崩すことができるということは、とても大切なことだということを知ることができました。

 

もし、元気のない新学期をむかえていらっしゃるお子様がいらしたら、この本を読むことで、子どもが元気のない様子を見せてくれることを尊いと感じることができ、目の前の景色を変えることができるかもしれません。

お勧めの一冊です(^^)

 

 

 

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