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おもちゃの片づけをどうとらえるか?

毎週金曜日ブログ配信担当のmakanacoメンバー岸間です。

2月18日金曜日、LOHAS CLUBさん主催のオンライン収納セミナーで「子どもの片づけ」についてお話をさせていただきます。

LOHAS CLUBとは、健康と環境に配慮したパッシブデザインリフォームを首都圏で展開する株式会社OKUTAが運営する住まいとお客様の生涯サポートサービスです。住宅や暮らしに関するきめ細かなサポートを受けることができます。現在、15,000世帯を超える会員が加入。株式会社OKUTAで新築・リフォームをされてなくてもご加入できます。

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こどもの片づけセミナーにちなんで、今週はこども(おもに小学生低学年)とおもちゃについてお話します。

 

★寄付

岸間には小学生の子どもが二人います。

先日、こどもの学校でこんな授業がありました。

不用品を持ち寄って、自分たちで事業所に持ち込み、海外の方に寄付をする。

わが家は特に不用品がなかったので、思い出の抱っこ紐を出すことにしました。

大切に取っておいた思い出の品ですが、これも何かのご縁。

どなたかに使っていただける道があるのなら、物にとってはその方が幸せかな?と手放すことにしました。

(お子様が日常的に抱っこ紐を使わない年齢になっても、大災害時などにおぶって非難する可能性のある小さなお子様がいらっしゃる方は、避難用品としてしばらくとっておいても良いと思います)

 

★おもちゃってなんて楽しいんだ

後日、こども達と相談して、そろそろ卒業と言っていたレゴも寄付することに。

次に遊んでくれる子どもたちがレゴの設計図どおり遊べる形にしてから寄付しようと、いろんなシリーズが混ざったバラバラの状態から再度完成させてみることにしました。

こどもたちと一緒に時間を見つけては、レゴに没頭。

何も考えずに夢中でおもちゃで遊ぶ感覚は何十年ぶりでしょうか。

必要な部品を探し出すのはなかなか大変なのですが、宝探しみたいで見つかった時のうれしさハンパないです(笑)

楽しくなっちゃったので、完成までもうちょっと子どもたちと一緒に遊んでみようと思います。

 

★とりあえず出してみた

ということで、時間がかかりそうなレゴはひとまず置いといて、試しに整理がついてるLOLのお人形を子どもたちと寄付しに行ってみました。

手続きは簡単です。

数問のアンケートに口頭で答えて、おもちゃをそのままお渡しするだけ。

引き換えにティッシュボックスを一ついただけました。

 

 

★おもちゃのお片づけ時間をどうとらえるか

前置きが長かったですね…(;^_^A

やっとここからが本題です。

こどもの成長と共に増えるおもちゃ。

整理をしようにも、こどもには「全部要る!」と言われてしまい、ついつい先延ばしに…。

そんなお悩みをお持ちの方におもちゃの片づけを楽しんでするためのポイントを2つご紹介します。

 

★ポイント1:子どもが「違い分け」をする練習時間をとらえる

こどもがおもちゃを「全部要る!」と言いはるのは、嘘でもなければ、反抗でもありません。

こどもは目に映る物の「違い」を認識できず、すべてが同列に見えています。

・すごくお気に入りの物、そうでもない物

・必要な物、不必要な物

・毎日使う物、年に一回使う物

・外で遊ぶもの、家で遊ぶものなどなど…。

すべてを同じレベルで「おもちゃ」としてだけ認識ています。

実はこの「違い分け」、大人でもお片づけが苦手な方はできていません。

 

まずは物には「違い」があることを知る練習をしましょう。

1つのやり方としては、

①全部おもちゃを出して、種類に分けながら床に並べる。

(種類分けはだいたいで大丈夫です)

②お気に入り度を確かめる聞き方をする。

(例えば、お気に入り度100点?70点?30点?など)

お気に入り度ごとにまとめて収納する。

(ラベルはお子様に書いてもらいましょう)

 

違い分けしている最中に、不必要なものに気づくこともありますが、この時点でおもちゃの要不要を判断できなくても大丈夫です。

大事なことは、物には「違いがある」と認識できるようになること。

違いを認識し、分けることが習慣化してくれば、物の要不要が判断できるようになります。

 

★ポイント2:改めてこどもを深く知る時間ととらえる

こどものおもちゃの片づけとなると、親としては「使っていないおもちゃは捨てる!物を減らしてもらう!」という勢いになりがちですが、おもちゃは子どもにとってこの上ないワクワクのかたまり。

「違い」のつけ方から、こどもの本質がより明確に浮き上がります。

大人から見て、「全然遊んでいないから要らないんでしょ?」と思う中にも、こどものお気に入りは存在するもんです。

意外なお気に入りを知ったり、その理由をあたらめて聴いたり、選ぶ様子を観察することはお子様をより深く知る時間となります。

そして、そこで得た気づきはお子様の個性を守り、得意を伸ばすことにつながります。

 

★おもちゃとこどもの関係

19世紀のフランスの詩人ボートレールがこんな言葉を残しています。

「玩具は、子どもにとって芸術への最初の入門であり、更に言えば、むしろ芸術の最初の実現でもある。」

子どもとおもちゃの関係。

私たち大人が思う以上に神聖な関係性があるのかもしれないと思うと、目の前に転がっているおもちゃを見ているだけでワクワクしてきませんか?(^^♪

 

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