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今年こそガミガミいう回数を減らしたい
毎週金曜日ブログ配信担当の岸間です。
新学期が始まり、1カ月がたちました。
そろそろ親子ともども新しい年度の暮らしに慣れてきたころでしょうか?
今日は、キャパシティ極小人間の岸間がガミガミ言わずに子育てしたいと願って毎年作っていた「おうち時間割」についてお話します。
(記事は、今から4年前(長女小学3年生、次女1年生のとき)に書いたものです)
★おうち時間割とは?
「おうち時間割」というのは、
教育評論家の親野智可等(おやのちから)さんが紹介していた「ホワイトボードで家庭の時間割をつくる」という日経新聞の記事を参考にして作った「家での過ごし方を曜日別に表にしたもの」です。
★こんな方にお勧め
・「宿題したの?」「後でする~」の問答をやめたい。
・いちいちお願いしなくとも家事の手伝いをしてほしい。
・こどものスケジュール管理を自分一人でする自信がない。
あと!
・とにかくガミガミ言いたくない!(でも、言いたくなる人(笑))
★作り方
月曜日から金曜日までの下校から就寝までの過ごし方を子ども自身に振り返ってもらい、時間割を作成します。
●準備するもの:
・四つ切画用紙(この大きさが使いやすいです)
・好きな色のペン・鉛筆・消しゴム
・強粘着付箋(大きいもの)
・30㎝物差し
・メジャー
・こどもの学校の時間割(帰宅時間を確認するため)
●所要時間:2~3時間
●作業のタイミング:休日の午前中など子どもが(親も)元気な時間帯にすることをお勧めします。こどもにとってはかなり疲れる作業です。
①まずこんな感じに表を作成します。(縦:曜日 横:時間)
↑1年生の娘の表はここまで私が作成しました。
↑3年生の娘は、紙の長さを等分して表を作成するのは少し難しかったようで苦戦していました。
お母さんの適度なアシストが必要かもしれません。
②おのおの好きな色合いで表を作成しています。
③まずは月曜日から下校~寝るまでにやること、やりたいことを思い出し、付箋に書いていきます。習い事も書き出します。
抜けているところがあったら、クイズにしたりして自分で思い出してもらえるようにした方が効果的です。
お姉ちゃんは、昨年も作っているので、それを参考に付箋を使わずに直接書いていきました。
④やること、やりたいことが付箋に書けました。
(時間割・宿題・おやつ・コラショ・習い事・ビデオ・お風呂・夜ご飯・テレビ・洗濯たたみ・お風呂洗い・歯磨き・寝るなど)
⑤付箋の項目をおうち時間割に書き込んでいきます。
この時にそれぞれやることの所要時間も考える必要があります。
本人が難しければ大人がアシストしてあげてください。
(でも、書き込むのはお子さんです)
⑥分かりやすくするために、書けたら左側に付箋を移動します。
⑦月曜日が完成しました。
⑧火曜日に進みます。
書けたら左側の付箋を上側に移動させます。
水曜日はその逆になります。
ここで、強粘着付箋の威力発揮です。何度張り替えてもちゃんとくっつくので、イライラしません。
⑨完成!飾りつけをして、子ども達が貼りたい場所に貼って完了です!
★作成中、こどもが疲れてきたら
途中疲れてきてイライラしてくることもあると思います。
そんな時は「作り上げたいから怒ってる?やめたいからから怒ってる?」と、こどもが何のためにイライラを表しているかを確認し、なだめつつ軌道修正します。
本気でやめたがっていたらアッサリやめてください。あくまでもたくさんあるうちの一つのコミュニケーションツールです。お子様の性格によって合う合わないがあると思います。他のコミュニケーションを検討しましょう(^^♪
決まったルーティン部分を繰り返し書くのを嫌がったら、月曜日の予定だけお子さんに思い出してもらうようにして、他の曜日はマークにしたり、シールにしたりして簡略化しても良いと思います。
でも、貼るのはお子さんにしてもらった方が習慣化につながると思います。
★親のイライラや不安の原因はどこにあるのか?
親野智可等先生いわく、子どもが「後でやる~」というときは、本気で後でやる時間があると思って言っているそうです。
なので、まだ時間の見通しをつける力が不足しているこどもに「後でやる時間はない」ということを「視える化」してあげることが大事とのこと。
また、私は親のイライラや不安の原因も子どもがどこまで自分のやることを把握しているのか、その理解力が視える化されていないことによるものが大きいと思っています。
私は、おうち時間割をとおしてこどもたちを信頼する気持ちが増えたことで、むやみに注意する回数も減り、自分の負担がかなり減りました。
子ども達の変化としては、時間を意識することで習い事を自分事ととらえ、前向きに取り組む姿勢が強化されてたと思います。また、何に何分かかるか所要時間の感覚を身につけるようになったと思います。
新学期が始まり落ち着いてきた5月に作れば、親子のコミュニケーションが円滑になる1年が送れるようになるかもしれません。
季節の良いこの時期にお子様と一緒にやってみてはいかがでしょうか?(^^♪