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子どもの作品との付き合い方
子どもが「自分でできる!」を感じられる仕組みをお家の中で作るのが大好きな岸間です。
こどもの作品との付き合い方、どうされていますか?
保管の方法を大きく分けると
写真で残す
か
現物で残す
になりますよね。
今日は
現物を残したい派の方に
こんな基準で残すのもいいかもね的お話をご紹介したいと思います。
と、言ってもこれは、私の発案ではなく、私のお客様のアイデアです。
(お客様の了承を得ております)
素敵な付き合い方だなと思ったので、ご紹介させていただきます。
そのお客様は、お二人のお子様の幼稚園3年間分の作品をたくさん残しておられました。
私は、基本的にはお子様自身に選んでもらっています。
身近な物から自分に必要なもの、お気に入りのものを選ぶ練習になるからです。
でも、今回はお子様自身はすでに必要ないと判断した作品でした。
子どもたちがいらないと判断したものだけど、捨てられない。
でも、部屋も片付けたいとのことでした。
私はある作品を並べました。
1つ目は、何を作ったのか全く分からない作品。(年少)
2つ目は、なんとなく何を作ったのか分かるような作品。(年中)
3つ目は、何を作ったのかはっきり分かる作品。(年長)
私は、心の中では一番良くできている3つ目の作品を残すのがベストかなぁと思っていました。
でも、お客様は1つ目と3つ目の作品を残すとおっしゃいました。
理由を聞くと、
「このどうしようもない作品とよくできている作品を飾れば、成長の差が分かるから」
とおっしゃいました。
私、感動してちょっと泣いちゃいました。
「なんていいお父さん・・・」
家の柱にこどもの背丈の傷を残すように「何歳の時はこんなくらい。何歳はこんなくらい」みたいな感じで、こどもの成長を感じることが子育ての楽しみでもあるんですよね。
子どもの作品が捨てられないとお悩みの方
全部残したい、捨てられないという気持ちは痛いほどわかります。
でも、
「成長を感じられるものを残す」
と考えれば、全部必要ないのかもしれません。
例えば、小学校なら1年生、3年生、6年生みたいに考えても良いのかもしれません。
こんな付き合い方もあるということで、ご紹介させていただきました。
お片づけサービスでは毎回、お客様から大切なことを教わります。
そして、それと同時にお客様がこれまでの人生で頑張ってきたことや、大事にしてこられたこと、皆様の素敵なところをたくさん感じさせてもらい、お片付けをして幸せな気持ちになるのはいつも私だったりするんです。
だからお片づけの現場が大好きです。