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家事分担の前に必ずやってほしいこと
毎週金曜日ブログ配信担当のmakanacoメンバー岸間です。
今日は、家族の家事分担ついてのお話をします。
★洗濯物がたためない
家が片づかないお悩みの一つに
「乾いた洗濯物が畳めずにたまる」
というのがあります。
忙しい日々の中で、
洗濯する、乾燥させるまでは家事が回るものの
その先まで行きつかずに一日が終わる…。
家族に手伝ってもらいたいけど、
・頼まないとやってくれない。
・自分が望むタイミングでやってくれない。
・やり方が雑。
などなど不満が山積し、結局そのままに…。
★家族が家事をしないのはハードルが高いから?
こんなお客様がいらっしゃいました。
小学生男の子二人のお母様。
お子様がクローゼットから服を取り出し後、扉をしめない。
洗濯後の服を隣の部屋にあるクローゼットにしまってくれないことを悩んでおられました。
で、私がお伝えしたことは
「畳んでクローゼットに戻さなくていいんじゃないですか?」
実行したことは、
①整理:洋服はお子様が好んで着る物だけに絞る。
なんとなく着にくい、なんとなく好きじゃないという服には愛着がわきにくく、管理する意欲を欠きます。
②収納:洗濯物が乾いたら、かごに入れるだけ。クローゼットにはしまわない。
お母様はかなりお忙しいワーママさん。
洗濯物は、夕方お子様たちが習い事や遊びの約束がある中、協力して取り込んでいるとのこと。(すばらしいですね)
幸いすでにお手伝いが習慣化しているお子様たちでしたし、ファミリークローゼット的に使える部屋もありましたので(この部屋の不要な物も整理しました)、「洗濯物の取り入れ~収納」まで子どもたちでもなんなくできるシンプルな方法にしました。
(とはいえ、整理収納アドバイザーとしては、少し乱暴なアドバイスと感じる方もいるかもしれません。時間をかけて正しいやり方を伝えるということも大切なのですが、まずは子どもたちの「今」を尊重し、彼らの心を「できる!」という気持ちでいっぱいにできれば、年齢と共に次のステップへあっさり進めると思っています。)
これ以来、乾いた洗濯物の停滞がなくなり、子どもたちへのイライラもなくなりました。
お母さんの中での「ちゃんとやらねばならない」を手放した瞬間だったのかもしれません。
片づけで家の土台を整えることは、日々発生するルーティン(料理・洗濯・掃除)の負担をかなり軽くすることにつながっています。
家事の負担を小さくした状態なら家族への家事分担もしやすくなります。
★感性を磨く方法は日常に落ちている
家族が家事の一つを担うことは、暮らしの流れを理解するきっかけになり、互いの思いやりにつながります。
洗濯物を取りこむ家事を一つすることで、雨が降り出した時に窓の外にある洗濯物を取り込まなければいけないことに気づく。
日々の暮らしにはシーツや布団カバーなどの交換が必要なことにも気づく。
家事をするだけで、すべてが当たり前にある、誰かがやってくれると自分事を他人事と感じてしまう感性を育てずに済みます。
★小さな力で暮らしが回る家
いよいよあともう少しで2022年を迎えます。
来年こそは小さな力で暮らしが回る家で家族みんなが家事できる家を作ってみませんか?