INFORMATION
片づけに弊害はあるのか
毎週金曜日ブログ配信担当の岸間です。
今日は片づけの弊害について。
片づけって、良いことばっかりだなって信じて生きているわけですが、こんな弊害に陥った時もありました。
先日、おばあちゃんから贈り物が届きました。
ありがたい物、どひゃーっと驚く物、毎回びっくり箱です。
なんて、今では面白がって箱を開けられますが、昔は違っていました。
子ども達がまだ小さかったころ、私には理想があって、その理想と違う物は家の中に置きたくないと思っていました。
なので、おばあちゃんからの好みでない贈り物はちょっとしたストレスでした。
でも、
よくよく子どもたちを観察していると、私が好みでないなぁと思った物を触ったり、舐めたりして何かを体験しているんですよね。
そんな姿を何回か見ていくうちに、私が子ども達に与えられる体験なんかほんのちょっとで、周りからいただくたくさんの刺激で子どもたちは成長していくんだなぁと思うようになりました。
そしたら、ストレスに感じるどころか、「刺激をありがとう!」と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
(現金なヤツ・・・笑)
最近、私のお客様は小さなお子様がいらっしゃる方が多いのですが、皆様共通して物が少ない。
そして、手放すかどうかの判断も早いです。
こんまりさんや断捨離ブームのおかげで、お気に入りの物を厳選して持つ暮らしが浸透しているように思います。
ただその一方で、私のようにお気に入りでない物は受け入れたくない気持ちが強くなる弊害も出てくるかもなぁと感じています。
(私のお客様のことではないですよ)
今思えば、お気に入りの物だけの暮らしに固執する窮屈さは、大量の使わない物の隙間で暮らす窮屈さと心理的には同じだったなぁと思います。
じゃあ片づけなんてしない方が良いのか?
いえいえ、お気に入りに固執していた私がそうでなくても大丈夫になったのは、お気に入りをあきらめたからではなく、むしろお気に入りを選び続けていたからです。
片づけは、自分にとって大切なものを選び取る行為です。
大切な物を選び取っていくのだから、家は当然居心地の良い環境になります。
居心地の良い環境は、気持ちの余裕を与えてくれます。
(ついでにスペースの余裕も与えてくれます)
私は、この気持ちの余裕のおかげで、ストレスだと思っていたことを「これもありかな」って、面白がって転換できる思考力を手に入れました。
長くなりましたが、結局言いたいことは、「片づけ」ってすごくないですか?ってことです笑笑